8月1日(土) 里親制度説明会(14:00-15:30) 📍 武蔵野プレイスフォーラムB (武蔵境駅 南口徒歩1分)

“日常を守る”という支援 ― ある子どもの一時保護のエピソード

子どもにとって安心できる環境とは、特別なものとは限りません。

通い慣れた学校。
いつもの保育園。
好きな習い事。

顔なじみの友だち。

“これまでの日常”が続いていくことは、子どもにとって大きな安心につながります。

「大きく変えないこと」の大切さ

里親制度というと、長期間子どもを育てるイメージを持たれることもあります。

もちろん、赤ちゃんの頃から自立まで長期的に家庭的な環境で暮らす子どももいます。

一方で、数日、数か月、数年など、一定期間だけ家庭を離れて生活する子どももいます。

そのどちらにおいても共通して大切なのは、

「できるだけ大きな変化を伴わずに生活できること」です。

子どもにとって、“日常”が守られることは、安心して生活するうえでとても重要です。

Aちゃんのエピソード

例えば、こんなケースがありました。

Aちゃんは、シングル家庭で育っていました。
しかしある日、保護者の方が急遽入院することになり、一時的に家庭での生活が難しくなりました。

その間、里親さんがAちゃんを受け入れることに。

保育園の送迎など、日々の生活には負担もありましたが、フォスタリング機関を含む、お子さんを取り巻くチームで連携しながら、数か月間、家庭での養育を担ってくださいました。

Aちゃんにとっては、突然の親との分離。
不安の大きい状況ではありましたが、通い慣れた保育園に通い続けることができ、生活の大きな変化を避けることができました。

短い期間ではありましたが、「これまでの日常」をできる限りそのままに過ごせたことは、Aちゃんにとって大きな安心につながっていました。

そして数か月後、保護者の方の退院により、Aちゃんは元の家庭へ戻っていきました。

支える側にもある想い

里親さんにとっては、日々の大変さもあった一方で、愛情をもって共に過ごした時間でもあります。

だからこそ、お別れの寂しさも小さくはありません。

ともさぽでは、その気持ちにも寄り添いながら、里親さんとともに子どもと過ごした時間を振り返る機会も大切にしています。

子どもを支えることは、里親さんだけが頑張るものではありません。

子どもを中心に、周囲の大人たちがチームとして支えていくことも、里親支援の大切な役割だと感じています。

次回は、「子どものため」と理解していても迷いや葛藤を抱えていた、あるご家庭のお話をご紹介します。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!