
里親になることを考え始めたとき、多くの方が悩みます。
「自分たちに本当にできるだろうか」
「子どものためと言いながら、自分たちの理想を押し付けていないだろうか」
実際に、説明会に参加されたあるご家庭も、何度も家族で話し合いを重ねていました。
「本当に子どものためなのか」
そのご家庭から、こんな声をいただきました。
「“子どものための制度”ということを改めて受け止め、家族で何度も話し合いました。
自分たちは本当に、“家庭が必要な子どものために”と考えて里親登録を望んでいるのだろうか――と」
迷いや葛藤がある中で、ともさぽのスタッフにも率直に相談してくださいました。
ともさぽが大切にしていること
そのときにお伝えしたのは、
「まずは“子どものために”と考えて動いてくださっていること自体が、大切な一歩です」
ということでした。
そしてもう一つ、
「子どもを中心に、子ども最優先で生活を共にしていくことを大切にしてほしい」
という想いもお伝えしました。
里親になることは、“完璧な家庭”になることではありません。
悩みながらも、
「この子にとって何が安心につながるのか」
を考え続けることが、とても大切なのだと思います。
一人で抱えなくていい
そのご家庭は、こうも話してくださいました。
「迷ったときや悩んだときは、ともさぽをはじめ、その子に関わるスタッフに頼っていいとわかり、“これなら私たちも子どもと生活できるかもしれない”と思えました」
現在、そのご家庭では実際に子どもを迎え、日々“子どもを中心にした生活”を大切にしながら、子どもを支えるチームのスタッフとともに子育てに向き合っています。
もちろん、楽しいことばかりではありません。
それでも、子どもと一緒に笑ったり、成長を喜んだりする時間も、確かに存在しています。
「子どものための制度」とは何か
「子どものための制度」とは、
大人の理想や都合を優先するものではなく、
子ども一人ひとりのこれまでの人生やつながりを尊重しながら、これからの生活を支える仕組みです。
大人の判断で環境を変えざるを得ないときでも、
子どもの生い立ちや人との関係を分断しないこと。
それをどう守っていくかが、私たちに問われています。
ともさぽでは、これからも制度の説明だけでなく、子どもたちの暮らしや想いについても、丁寧にお伝えしていきます。
まずは知ることから
